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エクジット通信

エクジット通信 2014年2月 Vol.17

税務関係のトピック

確定申告をすべき場合について

 所得税の確定申告の受付が始まろうとしています。今年の受付期間は、平成26年2月17日から3月17日までとなっています。給与所得がある大部分の方は、年末調整により税額が確定し精算されているため、確定申告は不要ですが、一部確定申告が必要な方、確定申告することにより源泉徴収された税額が戻ってくる方がありますので、注意が必要です。

<確定申告が必要な場合>
・給与の収入金額が2,000万円を超える場合
・給与を1か所から受けていて、各種所得金額の合計が20万円を超える場合
 不動産所得や株式の譲渡所得などがある場合に該当しますので、申告が必要です。
・給与を2か所以上から受けていて、年末調整されていない給与と各種所得金額の合計が20万円を超える場合
・同族会社の役員や親族の方で、その同族会社から給与のほか貸付金利子や賃貸料などの支払をうけた場合 等

<確定申告により税金の還付がある場合>
・災害や盗難・横領による損害について雑損控除を受ける場合
・多額の医療費を支払い、医療費控除を受ける場合
・住宅借入金等特別控除を受ける場合 等
また、贈与税についても申告期限は3月17日までとなっています。平成25年に株式などの贈与があった場合は申告が必要となりますので注意が必要です。

管理関係のトピック

お・も・て・な・し精神 ~業務改善につなげる視点

 流行語大賞にも選ばれた『お・も・て・な・し』
オリンピック招致のプレゼンでは、英語(又はフランス語)での適切な訳がなく日本語のままにしたとのことで、確かに日本(人)をアピールする効果的な表現だと思います。
意味は、『「持て成す」の意で、心を込めて客に応対することをいう』とあります。
 ビジネスの世界でも、商売は『お客様』あってのことですから常に意識されていることだと思います。
これに関してよく聞かれる言葉に『お客様のために・・・』というのがあります。
ちょっと違和感がありませんか?
おもてなし精神からすると『お客様の立場で・・・』となるのでしょう。
『ために』と『立場で』では感覚的に大きな違いがありますので注意したいものです。

 ところで『お客様』というと当然、社外を想定することになりますが、社内的にも大事な視点だと思います。『次工程はお客様』という言葉があるように、自分の業務の次(加工、利用、報告等)を考えることが仕事の質や作業の効率を改善させていくことにつながると思います。特に、間接部門の業務ついては「人に仕事が付いている」属人的な状況が多いと思われますので課題は多いことでしょう。
 工場作業以外の業務では、一般的に次工程というと上司の方の業務になると思います。間接部門は少人数でこなしているのが一般でしょうから業務のやり方は担当者任せになってしまうものですが、あくまで業務は標準化していくことが基本となります。
 業務改善には、常に担当者が次工程(お客様)の立場で考えることと、次工程(お客様)の上司からの教育的『ダメだし』が重要だと考えます。

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