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エクジット通信 2016年4月 Vol.43

税務関係のトピック

平成28年3月期決算における留意点
~美術品等の減価償却

 美術品等(絵画や彫刻等の美術品のほか工芸品などが該当します。以下「美術品等」といいます。)に関する減価償却資産の判定が改正され、平成27年1月1日以後取得した美術品等より新しい取扱いとなります。
 改正後は、100万円未満の美術品等は原則として減価償却資産として取り扱われます。また、100万円以上の美術品等は原則として非償却資産ですが、時の経過により価値が減少することが明らかな場合は減価償却資産として取り扱うことができます。

 平成27年1月1日より前に取得した美術品等については、平成27年1月1日以後最初に開始する事業年度から減価償却を行うことになります。適用初年度に減価償却資産に該当するかの判定を行い、資産区分を減価償却資産に変更することになります。
 償却方法については、実際の取得日に応じて決定することになりますが、取得日を適用初年度開始の日とみなして定額法又は200%定率法を選択、さらに中小企業者等は少額減価償却資産の損金算入を適用することもできます。
 平成27年1月1日より前に取得したものの再判定は、適用初年度に行わなければならず、再判定を行わなかった場合は非償却資産のままとなります。3月決算の会社の場合、償却を行うには平成28年3月期の決算にて再判定を行い、償却資産に含めておく必要があります。

管理関係のトピック

ビジネスの基本は、気配り、心配り~言葉づかい

 4月は新入社員を迎え、一日でも早く戦力になってもらおうと工夫を凝らした企画内容で研修が実施されていることと思います。新人研修の定番メニューとしてビジネスマナーがあります。挨拶、服装、電話、接客、名刺交換、報告・連絡・相談、などなど、盛りだくさんの内容で大変です。習うより慣れろ!で実践重視のところもあるようですが、最低限のマナーはビジネスでも重要となります。基本は相手に対する気配り、心配り。
 この点、〝言葉づかい〟はなかなかの難関です。ベテランの方でも意外と難しいものではないでしょうか。尊敬語と謙譲語の区別が??といったこともありますが、丁寧に言ったつもりが、気づかずに失礼な言い方であったりと。
 よく受付で聞かれる例に「約束はなさってますか?」があります。丁寧なようで上から目線的な感じが・・・・。また、案内された入口で「○○様をお連れしました」と。こちらは何か連行されてきた感じが・・・・。「なるほど」や「了解」など、普段、何げなく使っている言葉もビジネスでは注意が必要でしょう。メールなど文字になるとさらに注意が要ります。〝慣れ〟が一番怖いものでもありますから日々研鑽ということでしょうか。

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